商品説明
虫よけだけの蚊帳ではない 日本の蚊帳
日本に蚊帳が伝わったのは1300年ほど前。
中国との交流によって当時の日本の都であった奈良に伝わった、寝る時の虫除けの道具だとされています。
その時伝えられた蚊帳の素材は、綿やシルクでした。
しかし、高温多湿で寝苦しい日本の夏。
蚊帳の素材を吸湿・発散性に優れた麻に代えることによって、蚊帳の中を涼しくすることに成功しました。
こうして、寝苦しい夏の夜を快適に過ごす日本独特の麻製の蚊帳が出来上がりました。
この麻は、吸湿・発散性に富んでいるだけでなく、「不思議なチカラ」を備えているという言い伝えがあります。
虫よけの道具としての蚊帳が中国から伝えられるよりずっと前から日本の伝説の天皇たちは、「麻の蚊帳の中で政をしていた」との神話が残っています。
神話の世界でも天皇はまつりごとの主役。
その天皇が各地を巡行する時にも、麻の蚊帳の中で「民・国民の幸せのためにまつりごとをした」と記されています。
さらに、麻の中でもヘンプ100%(おおあさ)は日本の伊勢神宮の大神様である天照大神の化身とされ崇められていました。
麻は聖なる植物として、浄めと祈りの道具としても使われてきました。
神社の神殿前には麻の縄が張られ、そこは聖なる空間として崇められていました。
迷信めいていますが、麻の蚊帳の中は安全で、カミナリが鳴っても蚊帳の中へ逃げれば安全だとされてきました。
蚊帳には絶縁機能があり、電線の漏電防止にも使われてきましたし、電磁波を防御するとも言われてきました。
このように、単なる虫避けだけでなく、麻の性質から涼感が漂い、麻の不思議なチカラで心がやすまり、麻の神秘性から人々の幸せを祈る、そのような空間が日本の蚊帳の中です。
不思議な素材。麻・大麻を用いた蚊帳をお届けします。
爽やかな夜風を感じて眠る 菊屋の本麻蚊帳・ベッド用
縦糸・横糸に麻100%を使い、従来の平織でなく縦糸を絡ませながら横糸を固定していく『カラミ織』で仕上げています。
目がずれにくい丈夫さと、織物としての美しさが、国内外で高く評価されています。
蚊帳を吊って幻想的な世界を創造した「ヒーリングネット(癒しの蚊帳)」や「レトロ・モダン」調にお部屋を演出。
殺虫剤やエアコン対策にもオススメします。
カラミ織と平織の違い
- 菊屋の蚊帳「カラミ織」
- 縦糸を絡ませながら横糸を固定していく新しいタイプの蚊帳生地。
21世紀に蘇った蚊帳は安心・安眠・癒し・祈り・世界平和の実現といった新しい役割を担います。
麻の風合いを損なうことなく丸洗いが出来る蚊帳を世に送るようになりました。 - 従来の蚊帳「平織」
- 20世紀までの蚊帳は縦糸・横糸を交互にあわせただけの平織の生地でした。
平織の蚊帳生地では網目が壊れないようにするためでんぷんのりで固めていました。そのために、蚊帳を洗うことはご法度とされていました。
麻カラミ織の特徴
- 目を糊で固めてない分、平織りに比べて織り上げるのに約3倍の手間と時間と技術を要します。
- 麻は吸湿性が高く、発散性にも優れているため、蚊帳の中には涼感が漂います。
- お洗濯できるほど・・・それだけ丈夫で、目がずれにくいため、お洗濯可能です。 (補修やお洗濯は菊屋で承っております。)
- 織物としての美しさがインテリアとしても高い評価をいただいております。
蚊帳の洗い方
浴槽などの広い場所で、水もしくはぬるま湯でやさしく押し洗いして下さい。部分的に強い力がかかると目がつぶれてしまいますのでご注意いただき、洗濯洗剤は漂白剤を含まないものをご使用下さい。
※ ご自宅ではなかなか難しいという方は、弊社でクリーニングも承ります。(有料)
一度洗うと、新品のパリッとした風合いには戻りませんのでご了承ください。
蚊帳の干し方
脱水機は強く絞ったり引っ張ったりと、部分的に強く力が掛かってしまうため使用しないで下さい。
バスタオルなどで優しく包み、水分をとってから吊った状態で優しく形を整え、自然乾燥で干すようにしてください。
ドライタンブラー(乾燥機)は絶対に使用しないで下さい。
仕様
生 地
縦糸・横糸/麻100%(カラミ織)
カラー
生成り
サイズ
ダブルベッド用 170×230?
ツイン・キングサイズ用 230×230?
価 格
ダブルベッド用 65,000円(税抜)
ツイン・キングサイズ用 78,000円(税抜)
付属品
木製リング、調整ひも
お手入れ方法
水洗い可
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